膝関節の中には関節軟骨や半月板というクッションがあります。
変形性膝関節とはそのクッションが脚回りの筋肉量の低下や加齢によってすり減ってしまい、痛みが生じる状態です。　
軟骨がすり減ってしまうことで膝関節の骨と骨の隙間が狭くなり、進行すると骨が関節内に露出してしまいます。
骨のふちに骨棘というトゲのような突起物ができたり、骨自体が変形したりすることも多々みられます。
また、本来関節は関節包という関節を包む膜につつまれており、その中は滑液という潤滑油が一定量に保たれているためスムーズに動きます。
変形性膝関節は関節包内部で炎症が起こるため、滑液が黄色っぽく濁り多量に分泌されることがあります。
俗にいう”膝に水が溜まった”状態は、このようにして起こってしまうのです。
状態に応じて初期・中期・末期に分類され、各状態によって施術方法も異なりますので、適切な施術がおこなえる整骨院を探す必要があります。

施術方法といたしましては、太ももやふくらはぎなど膝周辺のストレッチ、ハイボルテージ(高電圧機器)を使用し痛みの解消を図ります。
状態によっては最新の超音波治療器を使用し、炎症を抑え進行を防止します。
施術自体に痛みはないため、安心して受けていただけます。
また、マッサージにて周囲の筋肉を活性化することで骨への負担を減らし、痛みの改善、状態の悪化を防ぎます。